【接遇スピーチ】心に響かせるには、世界共通の法則がある!!
こんにちは、好印象&チアーアップアドバイザーの三浦真弥です。
スピーチ?!、人前で話す?!
うわぁー、緊張するし、話すの苦手だし、しかも沢山人がいる〜っ
という事態に備えて、スピーチの基本的なことを学びましょう。
今回は、接遇における
「スピーチ」のあり方について話しますね。
三浦 真弥
聞いてもらえる、「接遇スピーチ」とは
おそらく、こちらの記事を読まれているあなたは、
「接遇のスピーチ」どうすればいいの?!
ということで、たどり着いたのではないでしょうか?
ここでは、接遇に限らず、スピーチについて基本的なことを話します。
なので、スピーチ全般に言えるので、色々ご活用して下さいね。
まず、聞いてもらえるスピーチとはどういうスピーチでしょうか?!
それは、
1、為になる。
2、共感できる。
3、面白い。
もっとありますが、主にこの3つに絞って話しますね。
1、為になるスピーチとは
為になるとは、
・お悩みを解決してくれる。
・疑問が解ける。
・気づきがある。
・実用的なこと。
などのことですね。
こちらのブログでも、今スピーチについて話しています。
そして、スピーチについての悩みを解決したいから、読んで下さっているはずですね。
なので、何かしらの悩みに対して、参考になることがあると聞いた人は、
「なるほど、なるほど」
となります。
疑問にしてもそうです。
色々なことを長くやっていると、
「あるある」的なものが出てきます。
それに対して、ブレークスルーするような解答があれば、為になりますね。
またご自身の実体験によって、気付いたことなどは、とても共感してもらえます。
例えば、クレームばかりもらっていたとします。
そして「笑顔のトレーニング」を1ヶ月頑張ったら、なんとクレームがゼロになった、という感じです。
ちなみにこれは、実際にあった話です。
上記のような体験は、実体験なのでとても説得力があります。
このような、体験談は何よりも心に響きます。
また「笑顔」の大切さは、認識はしていますね。
しかし、実際に笑顔を磨くと想像を超える効果がある。
というのは、とても実用的な話しです。
このように、為になる話しは、心に残ります。
さらに、相手の行動も変える力があります。
2、共感できるスピーチとは
多くのヒット映画は、共感で成り立ってます。
共感すると、感情移入し、それが映画の中の出来事と知っていても、
感動し、涙を流すわけです。
この共感のプロセスの王道は、
失敗、挫折、屈辱→気づき、行動→変化→成功
です。
具体的には、
シンデレラやロッキーシリーズなどが、とても分かりやすいですね。
なぜこの王道テンプレートが、今もなお変わらずに存在するかというと、それは、
デール・カーネギー氏が端的に語っています。
人がもっとも関心をもつのは、自分のことである。
ということです。
共感ポイントは、まず失敗や挫折、屈辱から始まるということです。
成功した話しは、自慢話しにしか聞こえません。
話している方は、とっても楽しいのですが、聞いてる方は、
「はい、はい、分かりました、良かったね・・・」的な気持ちが湧いてきます。
しかし、人は失敗や挫折、屈辱というものは少なからず味わいます。
そういう話は、
「あの人も、実はそういう時期があったんだ」
「だから、今成功してるんだ」
「いつも笑顔だけど、苦労してるんだなぁ」
という風に、共感しやすいのです。
打ちのめされたり、どん底に落ちた存在に対して、人は
「頑張れ!!」
とエールを送るものです。
なので、スピーチである意味王道の話は、
「失敗談」や「挫折」した話し、といっても過言ではありません。
しかし、失敗談や挫折談で終わらせないで下さね。
結果的に、何かを得たり、成功してこそいい話しになります。
3、面白いスピーチとは
笑える話しや、オチのある話しは面白い話しです。
日々の何気ない、出来事にネタがあったりするので、拾って置くのもいいでしょう。
またソフトな不幸話しも、「面白い話し」に化けます。
ソフトな不幸話しとは、
「ハゲをネタにする」
「チビをネタする」
など、芸人さんがやっているようなことです。
人をネタするのは、よくありません。
あくまで、自分のことが望ましいです。
例えば、友人にポッチャリ体型の娘がいました。
その子が、自己紹介でこう言ったのです。
「先日も知人から、妊婦と間違われました。
これで3度目です。」
ということから、始めたのです。
みんな「ドカン」と受けてました。
このような、面白い切り口は、掴みをよくします。
また「すべらない話し」などのように、話しにオチをつけるというのも面白くなります。
為にもならないし、悩みも解決しませんが、笑いを提供します。
笑いは、人を明るくします。
スピーチで為になる話しとは○○ということ
今まで、話したことを一言でいうと、
「為になる話しとは、与える」
ということに尽きます。
「与える」というのは、何も物質的ものだけではないのです。
お釈迦様は、施顔と言って顔で施すことを説きました。
具体的には、「笑顔で接する」ということです。
明るさや、元気さ、爽やかさなどは、エネルギーとして相手に伝わります。
これも立派な、「与える行為」です。
しかも、エネルギーは沢山いただくと、なお嬉しいものです。
元気いっぱい、笑顔いっぱい、爽やかさ全開がいいのです。
その他にも、「与えられるもの」には情報があります。
情報には、お役立ち情報、お得な情報、トリビアな情報など沢山あります。
なので、スピーチを考える時には、
「相手に何か、持ち帰っていただこう」
そういう気持ちで、考えるといいアイディアが浮かんできます。
スピーチの構成を考える上での、最重要点とは
今まで話したことを、土台に考えて構成していきます。
構成を考える上で、大切なのは、
「相手に、何を与えたいか?!」
ということです。
相手に、何を与えたいかで、テーマが決まります。
なので、まずテーマを決めましょう。
テーマの決め方は、「為になるスピーチとは」で話した中で決めるといいでしょう。
1、為になる話し。
2、共感できる話し。
3、面白い話し。
の中で決めるということです。
そして、1と2に関しては、ある程度の決まった流れがあります。
まず最初に、「やってはいけないこと」から話します。
それは、
1、自慢話しはしない。
2、徳した話し、儲けた話はしない。
3、成功した話しだけするのはしない。
上記の3つは、絶対NGです。
なぜかというと、全て自分軸で話しているからです。
そうすると、共感は生まれません。
この3つは、結果の話しであって、そこに至るプロセスが大切です。
知人の、結婚式のプランナーが、よく言っていることがあります。
それは、
「結婚式の主人公は、来られた方々です」
ということです。
結婚するお二人は、充分主人公なのです。
遠くから、お祝いに駆けつけてくれたり、普段、電車も乗れないようなご年配の方が、来て下さったりするわけです。
結婚するお二人に、そこまでして、祝おうと思って来てくれるわけです。
なので、その方々が
「祝福する為に、行って良かった」
と思ってくれる結婚式が、いい結婚式です。
と言ってました。
なぜ結婚式のことを、引き合いに出したかというと、スピーチにも通じるものがあるからです。
あくまでも、聞いてくださる方々が、主人公だからです。
では、どういう話しがいいのかというと、それは、
カーネギー氏が言ったことを、もっと具体的にします。
どういうことかというと、復習すると、
人がもっとも関心をもつものは「自分のこと」である。
ということでしたね。
つまり、
自分と重ね合わせることができたり、
自分にとって有益な内容であったり、
自分に関心がある、と感じる内容が、大切です。
上記のことを一言でいうと「共感できる」ということです。
なので、
・うまく行かなかったこと。
・失敗したこと。
・人から学びを得たこと。
・反省したこと。
などは、誰しも少なからず持っています。
このような話しは、人を勇気づけたり、安心させりします。
あの人もそうだったんだ! とか、
とても輝いてみえるけど、実はそんな過去があったんだ・・・
だから、自分もそうなれる!
などと、共感できます。
なので、まずスピーチの構成を考える時に、最も重要なことは、この
「テーマ決め」です。
テーマがズレると、伝わる相手にはさらにズレて、違和感として伝わります。
なので、くれぐれも、テーマ決めは
「与える」そして「聞き手が主人公」
ということを忘れずに、決め手くださいね。
スピーチは「起承転結」ではない、構成で組み立てる。
テーマが決まれば、話しの流れを決めます。
スピーチの場合は、起承転結というよりも、
体験→反省→学び→変化→成功
という流れが、相手に共感を得やすいです。
時間は、普通スピーチといえば、3分ぐらいが目安です。
長くても5分でまとめましょう。
もし指定があれば、その尺を守ります。
慣れない人が5分以上、自分の話しを聞かせることは、結構なスキルを要します。
なので、明瞭完結に話しをまとめます。
今まで、話したことを
体験→反省→学び→変化→成功
この流れでまとめます。
体験とは、
・自分が失敗したできごと。
・反省して、あらためたこできごと。
・悔しいと感じたできごと。
などがです。
反省とは、
体験で、自分の考え方の間違いや、甘さ、失敗の要因への気付きを言います。
学びとは、
反省したことで、何を改めたのか、どう成長したかです。
変化とは、
行動を変えたことにより、自分の周りで実際に起こった変化です。
成功とは、
体験を通じて得た、成長です。
接遇の大切さは、知識として知っていても、実践の場で身につまされて、腹に落ちることがあります。
このようなことは、机上で学ぶのとは100万倍も違います。
このような話は、相手の心を打ちます。
アインシュタイン氏は、
間違いを犯したことのない人は、何も新しいことをしていないことだ。
と教えてくれてます。
自らの失敗談は、「学び」」や「成長」のかけがけえのない体験です。
また、自分の気付きなども、基本的には同じ流れで構成を考えてください。
体験→反省→学び→変化→成功
この流れで、反省というよりも、「気付き」に置き換えてもいいですね。
例えば、実体験ですが、3.11のボランティア活動に参加した時のことです。
「何か役に立とう」
と思って行ったところ、現地の人たちに、触れ合った時に、逆に元気と勇気をもらったことがあります。
それから、自分が何かやってやろう・・・という気持ちがどこかにあったことに気付きました。
大変おこがましい、思い上がったというか、何か勘違いしてボランティアに、参加してたなぁという気付きがありました。
それから、ボランティア活動には、いい意味で、肩の力が抜けた状態で臨むことができるようになりました。
このように、学びや、気付きからは、取り組み方に変化が起きます。
先輩や、上司の言うことをどこか、他所ごとのように聞いていたとします。
しかし、実体験により、身に沁みるということは、とても大切なことです。
このような話は、とても共感を得やすいし、聞いてる方も学びがあるわけですね。
まずは、テーマを決め、そして今話したように構成を立ててみてください。
きっとそのスピーチに、共感、感銘が生まれるはずです。
スピーチで相手の心に響かせるとっておきの方法
スピーチは実は、話す内容は重要です。
その内容をさらに、相手に響かせる法則があります。
話す内容は、その伝え方でグッと変わります。
詳しく書いた、記事があるので、そちらをぜひ参考にしてくださいね。
ここで紹介した記事は、実際にセミナーでも伝えていることばかりです。
大切なので、ぜひチェックしてくださいね。
そして補足があります。
それは、スピーチの時に、知らず知らずのうちにクセが出てしまいます。
多いのが、
「え〜」
「あの〜」
「えっとー」
「う〜」
などという、意味がない言葉を言ってしまうことです。
原稿ができたら、実際のスピーチだと思って話してみてください。
それを、録画してチェックすると、よく分かります。
私の受講生でも、
「え〜」
などという言葉を、1分間に20回以上言ってしまう人がいました。
意外と、この「無駄言葉」とでもいいましょうか、言ってしまう方が多いです。
では、この無駄言葉を言いそうになったら、どうすればいいでしょうか?!
それは「間」に変えるということです。
「間」とはつまり、何も言わないということです。
この「間」の使い方が自在にできるようになると、スピーチは一段階ランクアップします。
そのぐらい、「間」は大切です。
実際に、「え〜」などと言っていたら、「間」に変えてみてください。
録画などして、聞いて見ても、全く違和感がないことに気付かれるはずです。
プロの話家さんや、芸人さんたちは、この「間」を実によくコントロールしています。
目の前にいる方々の、年齢層、性別などに合わせて自在にコントロールするのが、プロのテクニックです。
なので、内容もいいものであれば、なおさら人に響くスピーチがいいですね。
人前で話す前に、必ず動画や録音してチェックしてくださいね。
まとめ
接遇における、スピーチについて話しました。
とっても盛りだくさんな、内容になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?!
しかし、ここで紹介したスピーチのことは、基本中の基本です。
おそらく、ちゃんと伝えるとしたら、1日のセミナーになるぐらいスピーチが深いものがあります。
まずは、ここでお伝えしたことを、最低限取り入れてください。
まとめると、次のようになります。
1、テーマを決める。
2、構成を考える。
3、録画か録音してみる。
4、クセをチェックする。
という感じでしょうか。
スピーチする時、笑顔を忘れず、望んでくださいね。