【接客の笑顔って疲れる】そう感じた時の原因とブレイクスルー法
こんにちは、好印象&チアーアップアドバイザーの三浦真弥です。
接客業ではとにかく「笑顔」と言われます。
そのような中で、もし「笑顔が疲れる」と感じていたらそれは辛いことですね。
もし、
◇楽しくもないのになぜ笑顔を作らなければいけないの?
◇内心は不快な気持ちなのに笑顔で接するのが辛い
◇上司が出来ていないのに笑顔を強いられる
◇人間関係が嫌で笑顔を作れない
など、悩みがありましたら、是非こちらの記事を参考にしてみて下さい。
三浦 真弥
【接客業】笑顔での疲れはメンタルの疲れ
疲れには、1日中動き回って起きる、肉体的な疲れと、気を使って起こるメンタル的な疲れがあります。
「笑顔で疲れた」と感じているのは「メンタル的な疲れ」の方ですね。
感情とは裏腹に「笑顔」を続けなければいけなかったり、「接客中は笑顔でないといけない」と言い聞かせるとか、「自分の気持ちと違う行動をしている」状態が続くとストレスとなり「疲れ」が出ます。
感情と行動に「不調和」が起きると、調和しようとするのですが、調和の方法が見つからないと、ストレスや疲れになってしまうわけです。
いくら、「ストレスや疲れを感じたくない」と心で思っていても、感情をコントロールできないのは「感情は生理現象」だからです。
生理現象は生命維持や、自分を守るために働く「現状維持システム」とも言えます。
お腹がすいた、眠い、トイレに行きたいなどこれらは、生理現象の一つですね。
この生理現象を、思考で止めようとしても無理なことなのです。
ちなみに、笑顔を続けて「笑顔そのものを続けることが疲れる」という場合は、トレーニングで解消できます。
笑顔は筋肉で作られるので、笑顔を作る筋力がないと疲れます。
この場合は、トレーニングをして解消しましょう!
笑顔の作り方や、トレーニング方法など詳しい記事があるので、ぜひ参考にして下さい。
▷▶︎▷接客で必要な笑顔のトレーニング法【筋肉の図解で説明】
笑顔で疲れた時にブレイクスルーする方法
「笑顔で疲れた」と言っても、様々な原因があると思います。
ご自身の「笑顔の何に疲れているのか」具体的にすることによって、具体的な対策が見えてきます。
どのような原因があるのか、思いつくことを書いてみますね。
◇笑顔そのものが苦手
◇嫌な相手に笑顔を使いたくない
◇笑顔を指導している人が笑顔ではない
◇職場の人間関係が大変で笑顔どころではない
◇接客業が苦手なのに配属された
などなど、他にもあると思いますが、ザッと挙げてみました。
◇笑顔そのものが苦手という場合
笑顔が苦手な方が、笑顔で頑張って接客するのは確かに大変です。
また、実際に見ていないので予想になりますが、おそらく作っている笑顔は「パーフェクトスマイル」ではないと思います。
「笑顔が苦手」という方をトレーニングすると必ずと言っていいほど、「自分の思う、一番良い笑顔を作ってみて下さい」とお願いすると、ほぼ全員の方が「パーフェクトスマイル」ではないのです。
この場合は、「パーフェクトスマイル」を知り、ご自身がパーフェクトスマイルを作れるようになり、なおかつ日頃、パーフェクトスマイルで接客が出来るようになると、悩みは解消します。
なぜならば、笑顔の恩恵をしっかり受けられるからです。
中途半端な笑顔では、この笑顔の恩恵は受けられません。
真剣に、自分の笑顔がどういう笑顔なのかまずチェックしてみて下さい。
笑顔と言っても、人それぞれの主観が入った笑顔ではなく、接客業での笑顔と言ったら「パーフェクトスマイル」になります。
パーフェクトスマイルにはちゃんとした3つの条件があります。
1、目が三日月型になっている
2、表情筋が上がっている
3、スマイルラインが出ている(スマイルラインとは上の歯が8~10本見えている状態)
この3つの条件に合う笑顔かどうか、まずチェックしてみて下さいね。
もし、この笑顔が接客中で出来ていなければ、このパーフェクトスマイルを身に付けて実践してみて下さい。
接客業において、笑顔は自分自身をも守る大切なものなのです。
詳しくは、別の記事に書いてあるのでそちらを参考にしていただければ幸いです。
また、「笑顔の恩恵」ということを話しましたが、この笑顔の恩恵とは幸せホルモンと言われる「セロトニンの分泌」と深く関係があります。
笑顔を作るとは、表情筋を上げることになります。
表情筋を上げると、「脳は今、幸せを感じているんだ」と判断します。
すると、実際に幸せ感じさせるホルモンの分泌を、活性化させるわけです。
この「笑顔の効果」に関しても詳しい記事があります。
是非そちらを参考にして下さい。
▷▶︎▷接客で笑顔ができない悩みは【笑顔の概念】を変えればで克服出来る!
◇嫌な相手に笑顔を使いたくない
「笑顔を作るのすらもったいない」そう感じる相手っていますね。
心理学的に言うと、「ああいう人になりたくない」とか、「あんな一言、普通言うかな」などと同調してしまうというのは、相手と同等の存在だということをご存知ですか?!
もし、「笑顔を作るのも嫌だ」という相手に嫌な思いにさせられたら、このような言葉を心で宣言して下さい。
「あんな相手に、自分の心を支配される必要はない」
そして、波調を合わせないことが大切です。
「波長を合わせない」というのは同調しないということです。
同調している状態は、ムカついた感情を出したり、「あなた間違っている」などとまともに向き合うことです。
なので同調しないコツは「笑顔でいる」ことが一番いいかもしれません。
もし、相手がグイクイ干渉してくるようであれば、一定の距離を保つことも大切です。
相手よりも少し大人になり、視点上げることが大切です。
◇笑顔を指導している人が笑顔ではない
接客業において、教育係りや、接遇などを教える立場の人がいる場合がありますね。
そのような、指導的立場の人が模範となっていればいいのですが、とても模範とは思えない人が指導的な立場になっている場合は大変です。
その、組織で笑顔などの接遇が、浸透しない大きな原因の一つになっているかもしれません。
このような時は、笑顔や接遇というものは「身に付けたら一生もの」です。
なので、「どんどん自分自身で身に付けて行こう」そのような気持ちで、身に付けていかれて下さい。
特に笑顔は、身に付けると無敵のツールになります。
前にも書きましたが、とにかく接客業での笑顔は「パーフェクトスマイル」になります。
自分なりの笑顔ではなく、パーフェクトスマイルが出来るようになってみて下さい。
◇職場の人間関係が大変で笑顔どころではない
この問題は「笑顔」そのものの問題ではなく、環境の問題を解決しないといけないですね。
人生のリズムの中で、「悩む時期」は必ず存在します。
そのような時は、大きな行動をしない方がいい時期でもあります。
おそらく、転職なども考えてしまうぐらいの、悩みではないでしょうか?!
自分が正直に、仕事もちゃんとしているのであれば、必ず見ている人はいます。
その時に、評価されなくても、その時の悩みが役に立ち、芽が出る時があるので辛抱する時かもしれませんね。
そして、そういう時ほど「笑顔」は大切になります。
何度も言いますが、「パーフェクトスマイル」を心掛けることです。
本当に、笑顔ってすごい効果があります。
もし「笑顔で疲れた」と感じているのであれば、今一度自分はパーフェクトスマイルだったかをチェックしてみて下さいね。
もし、パーフェクトスマイルではなく、自分なりの笑顔を実践していたのであれば、本当の笑顔の威力は体験出来ていないと言えます。
パーフェクトスマイルが出来るようになって、半月ぐらい実践してみて下さい。
きっと、素晴らしい体験をするはずです。
◇接客業が苦手なのに配属された
もともと、「人と接しない仕事がしたい」と思っている中で、接客をする部署に配属されてしまった、などいう場合はどうしたらいいでしょうか?!
もし、「これを機に接客業も勉強しよう」という前向きな考えがあるのなら、そのまま頑張るという選択が一つありますね。
でも、「接客業は無理」という中で続けていくのはとても難しいことでもあります。
そのような時は、上司にしっかりと相談して、ご自身のことを理解していただくことが大切です。
上司が、「今年一年は頑張れ」というのか「すぐに転属を考えよう」となるのかは分かりませんが、どこかで折り合いを付ける必要がありますね。
辛い環境で、仕事を続けて身体を壊してしまっては大変です。
早めに手を打って、何かしらの解決策を見つけましょう。
また、笑顔の実践をして疲れを感じているのであれば、もしかするとその笑顔はパーフェクトスマイルではない可能性があります。
まず、表情筋をほぐして、パーフェクトスマイルを作れるようになると解決するかもしれません。
笑顔は何で作られているか?!
笑顔って作るものなんです。
特に、アジアの人たちはそうです。
なぜかというと、アジア人は「オギャー」と生まれた時に、口角が下がって生まれてきます。
欧米人は反対に、生まれた時に口角が上がって生まれてくるんですね。
なので、欧米人はそもそも、笑顔が備わっているわけです。
アジア人は笑顔を身に付け、そして作っていく必要があるんです。
笑顔については、自然な笑顔とか、心からの笑顔とか言いますが、これってとっても曖昧な表現になます。
人それぞれが主観で思う笑顔ではなく、「笑顔」と言ったら「パーフェクトスマイル」になります。
自然な笑顔でも、心からの笑顔でも、パーフェクトスマイルであることが必要です。
では、笑顔は何で作られるのでしょうか?!
それは、顔の筋肉になります。
アジア人は口角が下がって生まれてくる、と話しました。
なので、口角を上げるトレーニングをしないと、下がったまま大人になります。
パーフェクトスマイルを出来るようになるには、顔の筋肉の筋トレが必要になるのです。
大切なので、もう一度書きますが、笑顔は心や、感情で作るのではなく、「筋肉で作る」そう認識して下さいね。
特に、接遇が必要な現場では、この「笑顔は筋肉で作られる」という認識はプロ意識の1つにしていただきたいです。
笑顔で疲れると感じている方へチェックして欲しいこと
「笑顔で疲れる」と感じたら、「笑顔」自体をチェックし直して欲しいということは、何度も話しましたが再度ここでも伝えますね。
パーフェクトスマイルを作っているのなら、幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌が活性化するはずなんです。
セロトニンは心を安定させたり、ストレスを軽減する働きがあります。
接客業はストレスの多い仕事でもあります。
その中で、笑顔でいることは実は、自分の身を守るためにも必要なんです。
もう一つ、チェックして欲しいことは、「姿勢」です。
猫背になっていませんか?!
背筋を伸ばすと、抗重力筋という筋肉が使われます。
先ほど紹介したセロトニンは、この抗重力筋が使われることでも分泌されます。
なので、笑顔で疲れたと感じた時にこの2つ、
・パーフェクトスマイルが出来ているか
・姿勢は背筋を伸ばし良い姿勢を保ているか
をチェックしてみて下さい。
こちらの記事も、大変参考になります。
是非、合わせて読んでみて下さい。
▷▶︎▷接客で笑顔ができない悩みは【笑顔の概念】を変えればで克服出来る!
まとめ
「笑顔が疲れる」ということについて話しました。
笑顔が辛く、疲れて、ストレスに感じている原因を知ることによって具体的な対策が見えてきます。
また、そもそも「笑顔」という言葉に疲れているのかもしれません。
なぜかというと、「笑顔(パーフェクトスマイル)」の実践をしている方で、笑顔に疲れたり、ストレスに感じている方に出会ったことがありません。
今一度、ご自身がどのような笑顔の実践をして、「疲れ」や「ストレス」を感じているのか、見直す機会かもしれません。
笑顔で有名な方々でいうと、例えば前アメリカ大統領のオバマ氏や、英国王室のキャサリン妃など、「笑顔で疲れている」ということをイメージ出来るでしょうか?!
アメリカ大統領や王室という、公の立場にいらっしゃる方々はそれこそ日々「ストレス」を感じてもおかしくないお立場です。
しかし、あの「笑顔」がご自身を助けていると言えます。
笑顔を作ると、表情筋が上がります。
表情筋が上がると「脳」は「今、幸せを感じている」と判断します。
すると「セロトニン」という別名「幸せホルモン」の分泌を活性化します。
セロトニンによって、精神の安定やストレスを軽減しているということは、医学的にも判っています。
是非、「自分なりの笑顔」ではなく、パーフェクトスマイルを日々、自然に出来るようにトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?!
パーフェクトスマイルを半月ぐらい続けてもなお、「笑顔って疲れる」と感じるのであれば、ホルモンの分泌に支障をきたしているかもしれないです。
そのような時は、お医者さんの分野になるかもしれません。
是非、プロの目から見ても、パーフェクトスマイルと言える笑顔を作れるようになっていただきたいと願います。
ご質問や聞いてみたいことがございましたら、是非コンタクトよりご連絡下さい。
参考記事はこちらから。
◇接客の笑顔コツッてあるの?「はい、ございます!」しっかり教えます