セミナー講師の【話し方】外せない法則をマスターし人気講師になろう
こんにちは、好印象&チアーアップアドバイザーの三浦真弥です。
今、とてもセミナー講師が増えております。
そのような中で、実際にセミナーを開催してみて自分が思い描いたセミナーに、なかなかならないと思いませんか?!
セミナーをしていて受講生の反応が例えば、
◇寝てしまう。
◇スマホを見てセミナーを聞いていない。
◇とても退屈そうにしている。
◇無反応。
◇自分の伝えていることが為になっているのか不安になる。
このような状況になった時に、あなたならどう考えますか?
今日の受講生はちょっと反応が悪いな・・・と思うか、次は絶対に反応のいい、笑いも取れるようなセミナーをして見せるぞ!と思うかで成長は違ってきます。
今回は、セミナー講師の話し方ということを中心に話して行きたいと思います。
三浦 真弥
セミナー講師としての話し方はズバリ印象力で勝負
セミナー講師として、この人のような講師になりたいというモデルになるような存在はいるでしょうか?!
プレゼンで有名なスティーブ・ジョブズ氏や芸人の中にそのような存在がいるかもしれません。
しかし、自分の目指すセミナー講師像を、有名人に持つ前に、基礎をしっかりすることが大切です。
実は、有名人は、もうキャラも確立されており、その知名度で掴みはOK状態なのであまり参考にならないのです。
その前に、セミナー講師としてしっかりとした土台を築くことが最重要となります。
その土台があって、憧れている有名人や芸人などの要素を取り入れていくのはいいのですが、最初からそれをやるといい結果は出ません。
アナウンサーや芸人さんなどは、プロになるまでそうとうな努力をしております。
仕上がった状態で私たちは見ているので、本質を見ていないのです。
セミナー講師として重要なのはズバリ「印象力」になります。
ある意味、話す内容よりも重要になります。
セミナー講師として絶対に知っておかなければならない法則があります。
それは「メラビアンの法則」です。
これは、セミナー講師であれば、しっかり腹に落としておくべき法則になります。
メラビアンの法則とは感情を伴う話しの場合は、相手にどう伝わるのかということです。
次のグラフを見て下さい。
話しの内容自体は7%しか聞いていないということなのです。
あとは、聴覚からの情報が38%、視覚からの情報が55%で話しの内容は決まるということです。
聴覚からの情報というのは、声のトーンとボリュームなどです。
視覚からの情報とは、ジェスチャーや表情になります。
極端な言い方をすれば、話しは聞いていないと言っても過言ではないのです。
実際に学校の授業など、聞いた内容をノートなどで見返さないと覚えていないですよね。
しかし、先生の印象はしっかり残っているはずです。
教科書も同じ、教える内容も同じの状況で、伝え方が上手な先生や、退屈な授業をしてしまう先生がいるのは、このメラビアンの法則からも理解出来ると思います。
セミナー講師の話し方で大切な3つの要素
人前で話す時の大切な3つの要素があります。
1、間
2、声のトーンとボリューム
3、目線
1、間
間は話しの中でもっとも大切なことの一つになります。
セミナー講師をされて、実際に演台の前で話しをしている自分を、ビデオなどで見たことはありますか?
自分の講演を見るということは、とても大切なことです。
その時のチェックポイントの一つに「間」があります。
多くのセミナー講師の方を見る機会がありますが、沢山の人が話し方にクセを持っています。
一番多いクセが、言葉に詰まった時や、少し考える時に「えー」や「それでー」「えっとー」など何か言葉を発してしまうということです。
これは気付きましたら即刻やめましょう。
私が教えた人の中で、多い人で「えー」などを1分間に10回ぐらい使う方がいました。
実に6秒に1回ペースで「えー」を言うわけですね。
この「えー」や「それでー」など言いたくなったらどうしたらいいのか、ということですが、これは「間」に変えて下さい。
間に変えるとは、何も言わないということです。
実際にビデオで自分の講演などを録画してみると分かりますが、「えー」や「えっとー」を入れるよりもはるかに聴きやすいのです。
是非、「えー」や「えっとー」を入れた自分の話し方と、間に変えた話し方を比べてみて下さい。
それと、間の中にはスピードがあります。
年配の方でしたら、若者の会話は、早くてほとんど聞き取れていないと思っていいです。
なのでセミナーの参加者の年齢層でも話すスピードは意識する必要があります。
また、話しの内容でもスピードは変える必要があります。
大切なことや、感動的なことを伝える時は、ゆっくりと話します。
さほど重要でもないことは、ゆっくり話すとダラけてしまったり、飽きてしまいます。
話す相手、話す内容によって話しのスピードに変化を付けて下さい。
2、声のトーン、ボリューム
セミナーで話す時は、いつもよりも少し高いトーンで話しをするのがポイントです。
高いトーンの声は、聞いた人は何かいいことを話していると認識するからです。
そして、声のボリュームはエネルギーとして伝わります。
パワーを感じさせるにはお腹から発生した、しっかりした声を出すことが大切です。
例えば、オバマ大統領の演説など、英語で話していて内容は理解出来なくても、オバマ氏の表情や声のトーン、ボリュームなどで何かいいことを話しているんだろうな、という印象を受けます。
このように、声のトーンやボリュームというものはとても大切になります。
3、目線
特に多人数の時のセミナーなどは、目線は大切です。
ついつい、反応のいい人の方ばかり見てしまったりします。
なので、意識的に全体を見るようにします。
どのような目線の動きをすればいいのかというと、数字の8の字を横にしたような目線の動きです。
全体を見渡すイメージで8の字を描くということです。
そして、目線とは少し違うのですが、まばたきの回数もとても大切になります。
自信がないときや、緊張していると瞬きの回数は増えます。
あまり瞬きの回数が多くなると、話しに真実味がなくなったり、焦っているように見えます。
だいたい1分間に10回ぐらいがベストです。
少なすぎても良くありません。
瞬きが少ないと、威圧感を感じるからです。
話し方を引き立てる印象力とは
セミナー講師がいい話しをしても、印象が悪ければ心に響く話しにはなりません。
どういうことかというと、清潔感や表情などです。
また、言っていることと、話している内容がミスマッチだとこれも相手に伝わりません。
清潔感は、頭髪から足の先まで気を使って下さい。
長い髪は、まとめるなどして清潔感を出します。
身だしなみも、清潔なものを着用し閉めるボタンは閉めるなど気をつかます。
メイクは自分を好印象に見せる大切なツールになります。
表情に関しては、セミナー講師でしたら絶えずパーフェクトスマイルで話しが出来るのが理想です。
パーフェクトスマイルとは
・目が三日月型になっている
・表情筋が上がっている。
・スマイルラインが出ている(スマイルラインとは上の歯が8~10本見えている状態)。
この3つの条件が揃うとパーフェクトスマイルになります。
パーフェクトスマイルで話しが出来るようになるには、トレーニングが必要になります。
以前にこのような講師がおりました。
「みなさん、笑顔はとても大切なので今日は是非笑顔で講習を聞いて下さい」
と伝えたのですが、伝えた本人が真顔でとても固い表情だったのです。
これでは、「まず講師のあなたが実践しよう」ということになってしまいます。
このように、伝えることと、行動が伴うことはとても大切です。
基礎が出来てから次のステップへ
今まで話したようなことが、身に付いて初めて自分の憧れている人の要素を取り入れましょう。
このような基礎があってこそなのです。
セミナー講師は話し方はとても重要です。
しかし、話し方だけでは足りないのです。
直にセミナー講師の話しを聞く最大のメリットは、その人から感化されるものを得るということです。
そうでなければ、今時YouTubeやDVDなどでも学ぶことができます。
しかし、直に接するというのは、そのセミナー講師のオーラに触れ、感化されるということが最大のメリットになります。
自分を磨き、感化力をつけるには印象力を上げるということが重要です。
それがあれば、言葉の力は何十倍にもなって人の心に響きます。
是非、セミナーに来た人たちを感化し、幸せへ導いて欲しいと思います。
まとめ
セミナー講師として、魅力のあるセミナーをするということはとても重要です。
是非、人気講師になっていただきいたと思います。
そのためにも、話し方はとても大切です。
メラビアンの法則は、セミナー講師にとって避けられない法則になります。
また、そのことを実感している講師もいらっしゃるのではないでしょうか?!
話し方の3つの要素をしっかり身につけていただき、さらに印象力を上げて、最大限にご自身の個性を発揮していただきたいと思います。
こちらのブログでは、笑顔のトレーニング方法や、メラビアンの法則、また心理的なテクニックなども記事にしてあるので、是非参考にしていただければと思います。
私は、その人が持っている、印象力を上げることが得意分野の一つでもあります。
気になりましたら、是非コンタクトをとっていただればと思います。