病院の接遇【身だしなみ】で不快感を与える前に整える方法
こんにちは、好印象&チアーアップアドバイザーの三浦真弥です。
今回は「身だしなみ」について話そうと思います。
まやっぴー
病院では「接遇」がより必要な業界ですね。
接遇の中に
・言葉遣い
・立ち居振る舞い
・身だしなみ
などが含まれております。
「身だしなみ」は相手に見える部分なので、何かと指摘されることが多いのでは無いでしょうか?!
◇髪の毛の色がふさわしく無い。
◇服装がちょっとだらしない。
◇靴が汚い。
◇化粧が濃い。
などなど、指摘されると気持ちのいいものではないですね。
身だしなみについては、事前に知っていれば不用意に指摘されることを防げることができます。
では、どのような点に気を付けていけば、合格ラインなのか話していこうと思います。
身だしなみポイント5つ
身だしなみはポイントを押さえれば、その場で改善出来ます。
体の上から順に行くと、
・頭部
・服装
・足元
・爪(ネイル)
・匂い
頭部は一番気を配るところ
頭部ではどのようなことに気を配る必要があるでしょうか?!
・頭髪
・アクセサリー
・メイク
・ムダ毛
などがあると思います。
◇頭髪
頭髪のポイントは、眉毛か耳が出ていることが大切です。
眉毛も耳も隠れていると印象的には、ちょっと変わっている人?!という印象を与えてしまいます。
両方出すのが理想ですが、眉毛か耳のどちからは見えるようにしましょう。
髪の毛が、長ければ結ぶか、髪留めで動いた時にバサバサ動かないようにします。
また、もみあげの毛を長く垂らすのも避けましょう。
とにかく、動いた時に、つられて髪の毛がフワフワ動かないようにします。
髪の毛の色は、金髪や明るい茶色はNGです。
医療という現場では、清潔感や献身的なイメージがあります。
なので、白髪が多いなど、どうしても染めなければならない事情がある場合は、黒に近い色にします。
◇アクセサリー
アクセサリーは、基本的にはNGです。
ピアスなどは、小さいワンポインぐらいにしましょう。
腕時計は、業務上必要になると思います。
看護師さんなどは、患者さんと触れ合ったりするので、柔らかい素材のものなどが好ましいです。
または、腕以外の所に付けるというのもいいですね。
◇メイク
メイクは、濃い色は避けましょう。
真っ赤な口紅や、きつめのチークなど場にふさわしく無いと言えます。
また、メイクを全くしない人もおりますが、是非メイクはして下さい。
メイクは、人様の前に出るたに衣服を着るように、メイクもまた同じ感覚でするようにしましょう。
かつて、武士の妻は、夫よりも早く起き、化粧や身支度を整えたそうです。
それは、立派に主人が登城して「お勤めを果たして欲しい」という思いがあったと言われております。
メイクをすることによって、接する人にポジティブな印象を与えることが出来ます。
是非、利他の精神でメイクをして下さいね。
ムダ毛
耳毛や鼻毛は気をつけて下さいね。
1本でもあると、見た人はとても気になるし、結構目立ちます。
印象もよくないです。
朝の洗顔の時など鏡を見たら、見るクセをつけチェックを怠らないで下さい。
服装
服装は、ユニフォームがあると思うので正しく着用しましょう。
閉めるボタンは閉めて、入れるシャツは入れると言った基本的なことはしっかりするということです。
また、汚れなどがある場合は、綺麗な洗濯されたものを着用します。
そして、名札やIDカード、筆記用具など普段業務で使用するものは、機能的にすっきり身に付けることが大切です。
足元
足元は、靴や靴下などです。
規定のものがあれば、規定通りのものを正しく着用します。
靴下も清潔感から行くと、履いた方がいいです。
また、色も黒は避けましょう。
清潔感が大切な病院では、黒はタブーカラーになります。
女性であれば、肌色のストッキングや、白い靴下や、ウェアに合わせた色が好ましいです。
また、白など汚れが目立つので、汚れを感じさせないように定期的に洗うなどして、見た目にも清潔な状態にしましょう。
爪(ネイル)
手の平を見ていただてい、爪が指からはみ出していたら切って下さい。
特に看護師は、ゴムのグローブをしたり、人に触れたりします。
長い爪は、グローブにすぐ穴を開けてしまったり、患者さんに怪我をさせる恐れがあます。
なので、爪のお手入は小まめに気をつけてやりましょう。
マニュキュアはクリアなもので、爪を保護するという意味でご使用されるのはいいのですが、基本的には好ましくありません。
匂い
匂いの情報は大脳へ直接行きます。
なので、生理的に嫌だなとか、いいなということが直で判断されるのです。
美味しそうな匂いを嗅ぐと、その料理が食べたくなったりしますね。
匂いが感情を動かしています。
なので、不快な匂いがすると、「近づきたくない」、「避けたい」という感情が出てしまいます。
香水などきつい匂いも病院ではNGですが、体臭や口臭なども気を使って下さい。
身だしなみもバッチリ、言葉遣いもOK、立ち居振る舞いもいいけど匂いが・・・となると全てが台無しになってしまいます。
身だしなみは主観が入る
接遇に関しては、先輩から色々指導されたりしますね。
ある先輩からは「いいよ」と言われたのに、違う先輩からは「それはダメ」と言われたりすることも多々あると思います。
その時、あなたならどう対応しますか?!
接遇全般に言えることなんですが、これはどうしても主観が入ってしまいます。
そのような時は、自分のこだわりよりも、一番厳しい先輩のアドバイスを聞くのがいいかもしれません。
これは、組織で生きていく以上避けられないことです。
ご納得のいかないこともあると思いますが、目上の人のアドバイスを柔軟に受け止める必要もあります。
そういう心構えで取り組めば、指摘された時に前向きに捉えることが出来ます。
しかし、「身だしなみは面倒だな」とか、「これなら文句言われないかな」という思いで取り組むと指摘された時に、「これでもダメなんだ・・・じゃぁどうすればいいのか具体的に教えてよ」みたいな反発の気持ちが芽生えます。
しかし、あえて「厳しい人に指摘してもらおう」という気構えを始めから持っていれば、頂いたアドバイスも有難く受け止めることが出来ると思います。
大人になればなるほど、指摘もされなくなってきます。
なので、言われるうちに、言われておいた方が将来プラスになることは間違いないことです。
まとめ
いかがだったでしょうか?!
是非、身だしなみはすぐに改善できるので取り組んで下さいね。
ここで、身だしなみのポイントをまとめたいと思います。
◇頭部
□頭髪は清潔かかどうか。
□頭髪はまとまっているか、バサバサしていないか。
□ヒゲの剃り残しはないか。
□ムダ毛(耳毛や鼻毛)は伸びていないか。
◇服装
□洗濯をしている清潔なものを着用しているか。
□名札や筆記用具など身に付けるものはだらしなくないか。
◇足元
□靴と靴下は、ウェアと同系色を選んでいるか。黒はNG
□靴や靴下は汚れていないか。
◇爪
□手のひらから見て、爪が出ていないか。
□爪が汚れていないか。
◇匂い
□口臭や体臭はないか。
□香水や整髪料などで、匂いのきついものを付けていないか。
◇頭部
□清潔感のあるメイクをしているか。
□頭髪はまとまっているか。
□アクセサリーなどは、外しているか。
◇服装
□洗濯をしているものを着用しているか。
□名札や筆記用具など、身に付けるものはだらしなくないか。
◇足元
□靴と靴下は、ウェアと同系色を選んでいるか。黒はNG
□靴や靴下は汚れていないか。
◇爪
□手の平から見て、爪が出ているようだったら切る。マニキュアは付けない。
◇匂い
□口臭や体臭はないか。
□香水や整髪料などで、匂いのきついものを付けていないか。
生理的に判断されるので無臭が理想。少し石鹸やシャンプーの香りがするぐらいならOK
受付や事務の方なども、患者さんの目に触れます。
基本的には上記チェックポイントをチッエクしましょう。
補足
身だしなみは、普段から心がけることが大切です。
普段がどうしても出てしまうからです。
身だしなみも接遇の一つです。
接遇の本質は「患者さんのとの信頼関係を作る」ということを軸に実践されて下さいね。
身だしなみは主観が入ってしまう。
髪型など、ある「先輩はいいよ」と言ってくれたけど、ある先輩は「何その髪型?!」と注意されたりと、その人の主観で基準が変わりやすいのも身だしなみです。
なので、一番厳しい人を基準にするという気持ちでやれば、自分自信の身だしなみも向上します。
ぜひ、前向きに取り組んで下さい。
身だしなみにも気を配り、医療という現場で、人の命と向き合っているという志で、是非プロとして活躍していただきたいと思います。
記事に関して、何か質問がありましたらお気軽に問い合わせてくださいね。
また、「接遇を向上したい」「今の現状を変えたい」などの相談も無料で受けております。
コンタクトより、お気軽にご連絡下さい。
接遇に関してはこちらの記事も合わせて読んでいただくと、より理解が深まります。
▼▽▼
今よりもさらに、印象力を上げ相手をファンに変える方法を知りたい、という人はこちらの記事も読んでみて下さいね。
▼▽▼