スタッフを「やる気にさせる」5つの方法とは?!
こんにちは、好印象&チアーアップアドバイザーのまやっぴーこと三浦真弥です。
スタッフをやる気にさせるにはどうしたらいいのかについて書いてみました。
組織がやる気溢れる人たちでいっぱいになれば最強のチームになりますね!
そのような理想の組織にするためにはどうしたらいいの※チアーアップ&好印象アドバイザーの視点で考えてみました。
より良いヒントになれば幸いです。
※チアーアップとはより快活に、より楽しく、より幸せにすることです。
まやっぴー
スタッフのやる気が失われてませんか?!
先ず考えて欲しいことは「スタッフのやる気が失われていないか?!」ということです。
スタッフ達は上司など目上の方々に対しては都合良く振る舞うものです。
しかし表面上良く振る舞ったとしても行動や言動の細部に本音が出ます。
その本音の部分を見逃さないことが大切になります。
「やる気」は誰しも最初は持っているものです。
でも様々な要因で削がれて行きます。
経営者の視線とスタッフの視線は全く違うものを見ていいます。
ではどのようなことがやる気を削ぐ原因になるのでしょうか?!
・認めてくれない
・提案や意見が言えない環境がある。
・発言と行動が違う。
・相談しようとしても不機嫌そう。
・相談しても的確な答えが返ってこない。
・素晴らしい発言をするが実行しない。等々
上司や先輩が上記のような状態であれば、初心にあったやる気は段々と削がれていくでしょう。
相手に求めるのであれば、まず自らがやる気満々で仕事に取り組んでいる姿が必要です。
また次のような場合もやる気は無くなって行きます。
そもそも本人が希望する部署や、やりたい仕事ではないことをさせられている。
この場合、本人が「させられている」と感じているのであれば、なかなかやる気にはなれないでしょう。
図らずもその仕事がやらず嫌いで、やってみたら楽しく出来たということもあります。
しかし多くの場合は「やらされている感」があるのではないでしょうか。
この「やらされている感」があるとやる気は消えて行きます。
そのような場合は何かしらの配慮が必要です。
部署替えをするとか、ちゃんと本人の話を聞くというような配慮をされるといいです。
思いつめてしまうと場合によっては退職していくこともあります。
上司や先輩などはこのようなことはをいち早く察知して早期対応をすれば、ことが大きくならずに済みます。
なぜスタッフに「やる気」になってもらいたいのか?!
やる気について沢山の情報があります。
脳科学的にとか心理学的にとか身体的にとか、このご時世沢山の専門家の方々が情報を発信しております。
ここでは会社の中でどうしたらスタッフがやる気を持ってもらえるのか?!考えてみたいと思います。
会社にとってスタッフの「やる気」とはどういうことでしょうか?!
やる気を持つことによって何を求めているのでしょうか?!
おそらくやる気を持ってもらった未来に期待をしているのでやる気を出して欲しい。
そう願っているのではないでしょうか?!
スタッフにやる気を持ってもらうと未来にどのような期待があるのか?!考えてみましょう。
スタッフにやる気を持ってもらうと会社側としてはどうなるのでしょうか?!
スタッフのやる気を上げることによって生産性の向上を図りたいと思っているのではないでしょうか?!
生産性の向上とは単に売り上げが上がるというだけではありません。
組織が活性化し一人のやる気が伝染し善循環が起こります。
善循環が起こると、ひとりでに質が向上していきます。
質の向上はブランド化が出来たり、組織全体にいい影響を与えます。
このような未来への期待があるから「やる気になってもらう」とお考えだと思います。
そこでスタッフがどのような状態になればこの生産性が上がるのか?!このような視点でやる気が出ている状態を考えてみたいと思います。
やる気が出ている5つの状態とは?!
先ずは生産性が向上する「やる気」についてどういう状態なのかということを共有したいと思います。
1、向上心が出ている。
2、積極的になる。
3、表情が良くなる。
4、メゲなくなる。
5、ポジティブ思考になる。
このような状態になると「この人やる気あるなぁ」と感じるのではないでしょうか?!
ではどうすれば上記で挙げたような状態になってもらえるのか、考えてみたいと思います。
5つのことから分かる「やる気」を出させる方法
やる気が出ている状態を5つに分けてみました。
この5つはどうしたらそうなってくれるのでしょうか?!
1、向上心が出ている
向上心とは現状に満足せず次のステップに行こうとする姿勢ですね。
この場合は今まで出来なかったことが出来るようになるための行動を促す必要があります。
向上心を出させるために会社側は色々な工夫をするわけですね。
例えば各会社では○○が出来るようになれば次の役職が与えられ報酬も上がるとか、○○が出来るようになればプチボーナスが出るとかそのようなシステムを設けているわけです。
このようなシステムを機能させるためには、突出したスターを育てることが必要になります。
一人の輝けるスターが誕生すると全体を牽引する力になります。
野球の世界や相撲の世界でもスター選手がいるととても華やぐのと同じです。
一人を集中的に育成し輝ける存在にしていくというのもひとつの手段です。この時に「ひがみ、やっかみ」が出る場合があるので全体への配慮も必要になります。
そのような存在がいない時は、一人ひとりを丁寧に見ていく必要があります。
そして個性を見抜きその人に合った次のステップを用意するといいです。
育てるとはとても手間のかかることです。
そしてスタッフがとてもガンバって会社に貢献した姿があったとします。
その後が大切になります。
人は認知され承認されることで自己承認力が上がり、結果向上心が生まれます。
スタッフのこのような努力に気付き認めるということがとても重要になります。
具体的には労いの言葉をかけたり何らかの評価をするということです。
しかしその評価方法が会社にはなかっらどうしますか?!
そしたらその評価方法を作ればいいのです。
前例がないと言ってスルーするのではなく、前例を作るという考え方が必要になます。
前例は追うものではなく作っていくものです。
「前例がない、前例がない」と言っていたらいつまでたっても新しいものは生まれません。
例えば頑張った人にちょっとした景品を差し上げるとか、賞状と記念品を送るとか、ファミレスのクーポンを渡すとか何か目に見える形で評価するのがいいです。
もし経営者が頑張ったスタッフに対して、育ってくれてラッキーという思いだけで感謝を現さないとします。
そのような思いはスタッフには敏感に伝わってしまいます。
経営者としては「給料を払っているのだからそれでいいだろう」と考えるかもしれません。
しかし普段よりも頑張って明らかに他かの人よりもいい仕事をしたり、努力が見られるのであれば報酬の大小ではなく、何か感謝を表した時にスタッフはその心を受け取るものです。
社長は私のことを見てくれているとか、ちゃんと評価してくれていると感じさせることが重要です。
積極的になる
積極性を出すにはスタッフが自由に物事を発想し行動出来る環境が必要です。
これを実現するにはとてもキャパの広い考え方が必要になります。
キャパの広さはどこで決まるのかというと上司や先輩方の存在です。
新人さんなどは経験がない分とても発想が豊かで柔軟です。
しかし結果が読めてしまう発想も多い訳です。
このような発想をいかにコントロール出来るかで積極性が養えるかどうかが決まってきます。
例えばスタッフが新しい企画を持って来たとします。
その企画を聞いた時に明らかに手落ちがあったり、以前同じことをして失敗した経緯があったとします。
当然ダメ出しをしないといけない訳ですが、このダメ出しの仕方がとても重要になります。
スタッフが3日間考え抜いて立てた企画かもしれません。
それをものの5分でバッサリ切られたらいかがでしょうか?!
アドバイスの仕方を2パターン紹介します。
一つ目は
「詰めが甘い、もう一度最初から考えこい!」的なちょっと昭和の土臭いアドバイスの入れかた。
二つ目は
「良く考えたね、だけどこの部分のこのことだけど過去にこういうことがあったのでもう少しアイディアが欲しいね」というアドバイスの入れかたです。
どちらが積極性を育てるアドバイスの入れかたでしょうか?!
一つ目のアドバイスが必要な時もあります。
しかし日常的にこのような態度を取られ続けるとボディブローのように効いて来て段々萎えてきます。
二つ目のアドバイスはちゃんと見たよという誠意が伝わって来ます。
ダメ出しもされたけどちゃんと分かってくれているとスタッフは感じるでしょう。
さらにはそのアドバイスが的確で本人もなるほどと思えるようなアドバイスであれば、「さすが先輩凄い!」と思ってくれるはずです。
ここで信頼関係や相談すれば助けてくれると思ってくれる訳です。
そして次も頑張ろうという思いが出て来ます。
よくメリハリをつけようと言いますが、このように労うところ、ダメ出しするところ、褒めるところのメリハリも大事です。
私の住んでいる千葉県佐倉市は、マラソンの金メダリスト高橋尚子選手を育てた小出監督のホームグランドがあります。
よく町内で小出監督と合ったりするのですが、ある日、トレーニング中の監督に出くわしたことがあります。
その時にトレーニングを観察する機会がありました。
小出監督はランニング中の選手にこのような声かけをしておりました。
「○○さん今日はとってもいい走りをして調子いいね!その調子であと1周走ろうか!」と言ってさらに練習量を増やしていたのです。
この一瞬でしたがトレーニング風景を見た時に「さすが小出監督、金メダリスト育てるだけあるわ!」と感じました。
人は上司や目上の人や先輩などから褒められたり認められると頑張れるものです。
それにはちゃんとその人を観察することが必要です。
積極性を出させるには上司や先輩方の存在がとても重要となります。
表情が良くなる
人は心の状態が顔に出ると言われますがちょっと違う角度から表情について考えみたいと思います。
心の状態が顔に出るということは決して間違いではありません。
しかし表情が心に影響しているということはあまり認知されていない事実です。
笑顔を作り続けると幸せホルモンと言われるセロトニンが脳内に分泌され結果幸せな気持ちになる、ということは脳科学的にも証明されております。
これはどうして起こるのかというと笑顔を作るには表情筋を上げる必要があます。
表情筋が上がると脳は勝手に今幸せを感じているんだと判断し、それならばとセロトニンを分泌させる訳です。
その結果幸せ感じるということです。
また表情だけではなく姿勢も大切な要素となります。
立った状態で背筋を伸ばし、肩甲骨を後ろに引きます。
そうすると抗重力筋という筋肉が活性化され、その結果やはりセロトニンが分泌されるのです。
従って幸福感を感じることになります。
このように表情や姿勢を変えるだけで感情に影響を与えていく訳です。
笑顔で姿勢がいいというのはもう最強なのが判ります。
このような知識を教えることも大切です。
特に接客業の場合は沢山の人と触れ合います。
当然ストレスも溜まってくる訳です。
そのような時に姿勢を正し、笑顔でいることによりセロトニンの分泌量が増えます。
その結果ストレスが軽減されるというメリットがあるわです。
スタッフに笑顔や姿勢が大切なのは、「自分自身を守ってくれる」という意味でも大切なのだということを伝えてみて下さい。
メゲなくなる
くじけそうになったり、折れそうになることは度々ありますね。
このような時にそっと励ましてくれる存在がいたらどけだけ心強いかわかりません。
スタッフの心の状態を察知しそっと救いの手を差し伸べられる存在って素敵です。
また過去のトラウマや失敗体験などからも弱気になったりします。
メゲなくなる強い心はどうしたら育つでしょうか?!
それは困難な状況になったり、もうダメかもという状況になった時に冷静になれるかどうかです。
冷静になるコツは「時間」と「共有」です。
人は忘れる生き物なので時間とともにどんなに辛い出来ごとでも和らいで行きます。
大変な状況になった時などは1日、2日はその問題を寝かせるといいです。
それと大変なことが起こった時にたとえ解決策が見当たらなくても、誰かに相談し話すということはとても大事なことです。
相談し話すことにより共感してもらえたり、有益なアドバイスがもらえると気持ちが安定してくるのです。
なので共有するということはとても大切なことです。
また様々な困難を乗り越えると智恵が付きます。
そして上司や先輩はこのような困難をより多く乗り越えた存在です。
その分智恵も多く備わっているはずです。
なのでスタッフに対して良き知恵袋となることが大切です。
そして困難な状況になった時に相談出来る存在になっておく必要があります。
また悩みというものはなかなか打ち明けられないものです。
会話の中で、気になることなど発見し察することも大切なことです。
そのようにしてスタッフを「育てる=添い立てる」ということができれば、きっとメゲない智恵を備えた存在となれます。
そして折れることのない「柳腰」を手に入れるはずです。
ポジティブ思考になる。
ポジティブ思考は伝染します。
上司や先輩がグチや不平ばかり言っていたのでは当然後輩たちもそうなります。
また「不平ばかりいう存在になりたくない」と考える後輩たちは遠ざかって行きます。
このような事態にならないためにも、常々人のいい所を見ることを心がけることが大切です。
人は何事にも心配し不安を感じる生き物です。
なのでポジティブ思考は身に付けるものです。
もともと備わっていればそれに越したことはないのですが、気付けばネガティブになりがちです。
なので日頃からポジティブな考えを持つように心がけるといいでしょう。
そして上司や先輩方のポジティブな思考が伝染し、スタッフたちも前向きで明るい思考が生まれます。
結論!スタッフをやる気にさせるには!?
向上心があり、積極的で表情のいい、しかもメゲないでポジティブな人つまり「やる気のある人」を育てるにはどうすればいいのでしょうか?!
ここでまとめてみたいと思います。
今まで書いたことが出来れば良いわけですね。
「スタッフを正当に評価しキャパの広い考えと判断を持ち、日々笑顔で姿勢を正し、人のいい所を見る人たち」がスタフッのやる気を育てるということになります。
これってめちゃめちゃ理想の上司ですね。
それと情熱を感じます。
このような人の下で働いていたらやる気が出ない理由がなくなると思いませんか?!
逆にこのような人に恵まれても、やる気もでないという状況ではそのような人はちょっと考えものです。
いずれにせよ「愛情」が必要です。
人が一番堪えるのは「無視されること」です。
認めたり、アドバイスしたりすることも愛情です。
しかし叱ったり、叱咤激励することも愛情のひとつです。
マザーテレサは「愛情の対義語は無関心」という言葉を残されました。
ぜひ「愛情を持ったスタッフ教育」をされて下さい。
まとめ
スタッフのやる気が削がれていないか?!その原因とは?!
最初からやる気のないスタッフはいないはず。
でも様々な要因でやる気は削がれていく。
何気ない言動や行動の中からスタッフの状態を敏感にキャッチしていくことによってわかることがある。
やる気をなくしている原因を突き止め改善をする。
やる気になってもらいたい理由を知ると見えるものがある
なぜスタッフにやる気を持ってもらいたいのか?!考えてみる。
やる気を持ってもらうことによって生産性の向上を期待している。
生産性が向上すると組織の質も向上する。
やる気が出ている状態とは?!
具体的にやる気が出ている状態とはどういうことなのか共有すると対処が分かる。
やる気が出ている状態にするにはどうしたらいいのか考える。
結論!スタッフをやる気にさせるには!?
「向上心があり、積極的で表情のいい、しかもメゲないでポジティブな人」を育てるには「スタッフを正当に評価しキャパの広い考えと判断を持ち、日々笑顔で姿勢を正し、人のいい所を見る人たち」がスタッフのやる気を育てるということになる。
このようなことを実現するには「情熱と愛情」が必要。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
ぜひより良い組織にするためにご参考にされて下さい。
またスタッフの接客トレーニングの方法なども合わせて読んでいただくと理解が深まります。